探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

【ネタバレあり】映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』ハーレイ・クインのスピンオフがかわいすぎる!!

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みんな大好きハーレイ・クインのスピンオフが日本でも公開開始!

 

 

ホアキン・フェニックスの『ジョーカー』は各方面で大絶賛だったけど、この映画はなかなかパッとしなかった印象。英語圏での公開後も題名『BIRDS OF PREY』がハーレイ・クインの映画だってわかりにくいせいで出だしが悪いんじゃないかとも言われてたけど、、、

ただ単に大したことなかったからでしょう。(笑)

 

DC映画初の女監督作品&マーゴット本人も制作に携わっていたことで注目を浴びていたのに、ちょっと残念な出来。

ただ、ハーレイのクレイジーなキャラは健在なので、ファンが喜ぶ作品ではある!(汗)

 

 

ストーリー

ジョーカーと別れたハーレイ・クインは、解放感から好き勝手に暴れ回り、町中の悪党から復讐に追われる日々を送っていた。

裏社会を牛耳るブラックマスクに捕まったハーレイは、盗まれたダイヤと引き換えに自分を見逃すよう提案。ダイヤを盗んだのは、ブラックキャナリーの知り合いの少女カサンドラだった。

 

キャスト

ハーレイ・クイン【マーゴット・ロビー】

『スーサイド・スクワッド』で大人気になったハーレイ・クイン。ジョーカーとの破局を知った悪党から復讐に追われることになる。結局ジョーカー強し。笑

 

彼女は本当に適役!スタイル抜群で、ハーレイのクレイジーな服装も着こなしてました。何より本作での喋り方がかわいい。

 

ブラックマスク【ユアン・マクレガー】

ゴッサムの裏社会を牛耳る男。顔の皮を剥ぐ拷問がシグネチャで、自分も仮面をコレクション。

 

ユアン・マクレガーの悪役かっこ良かった。派手なスーツが似合ってました。笑

 

ブラックキャナリー【ジャーニー・スモレット=ベル】

ブラックマスクの店で働く歌手。酔い潰れたハーレイを助けたり、近所に住むカサンドラを気にかけたり、優しい一面を持つ。

 

今回のキャラで一番好きなブラックキャナリー。声が武器にもなる。笑

なんと、あのお騒がせジェシー・スモレットの妹だったとは!

 

ハントレス【メアリー・エリザベス・ウィンステッド】

マフィアをターゲットにする暗殺者。世間ではクロスボウ・キラーと呼ばれているが、本人はハントレスを名乗っている。

 

殺し屋としてはかっこいいのに、厨二病感のあるイタイキャラ。

『ジェミニマン』にも出てた女優さん。アクション映画に多数出演。

 

レニー・モントーヤ【ロージー・ペレス】

仕事熱心だが手柄があげられず悩むゴッサムシティの刑事。検事補である元カノ・エレン【アリ・ウォン】とも確執あり。

 

空回りするおばちゃん刑事役を好演。あのスパイク・リーにダンススキルを認められて映画デビューし、その後振付師としても活動。スタイル抜群なわけだわ。

 

カサンドラ・ケイン【エラ・ジェイ・パスコ】

ブラックキャナリーことダイナのアパートメントに住む孤児。手癖が悪く、スリをして刑事のレニーに度々捕まる。

 

韓国系の母とフィリピン系の父を持つLA出身の子役。

本作では仏頂面で口の悪いクソガキ(←)を完璧に演じてました。

 

〜ここからネタバレあり〜

 

感想

ハーレイのクレイジーさをかわいく演じてたマーゴットが良かった。イカレた喋り方で語りかけるような演出もかわいくて好き。サンドイッチの話とか超共感。笑

ハーレイ・クインに関しては大満足。彼女らしいクレイジー&キュートな魅力が全面に出てて面白かった!やり過ぎであり得ない展開も気にしちゃダメ。ゴッサムシティだもん。そりゃバットマン忙しいわ。笑

 

本作は監督キャシー・ヤン(弱冠33歳!)を筆頭に女性スタッフが多く、最近流行りのガールズパワーを謳いたかったんだろうけど、ストーリーがイマイチだったのが残念。キャラクターにそれぞれ共通点はあるけど、バーズ・オブ・プレイ結成の意味はあんまりよく分からず。。。

ガールズパワー系だったら『オーシャンズ8』の方が全然良かった。

 

キャストでは、ラテン系の女刑事、褐色肌の歌手、アジア人の少女など脇役にちゃんといろんな人種を使っていることをアピールするも、結局毎回黒人枠の俳優は白人ハーフ、アジア人はコメディ要素か役に立たない脇役。このパターンもう飽きました。ハリウッドよそろそろ目を覚ましてくれ。

 

敵役のユアン・マクレガーかっこよかったけど、もっとブラックマスクとして登場するシーンがあっても良かったのになぁ。刑事の元カノ役だったアリ・ウォンのもうちょっと面白いシーンも観たかった。

ジョーカーは結局一瞬も登場しなかったけど、それも作り手の狙いのはず。

 

ジョーカーといえば、ホアキン・フェニックスの『ジョーカー』とこのハーレイ・クインは同じ世界の住人とは思えない(ゴッサムシティ自体も)。今回の映画はジャレット・レトのジョーカーがいる世界の話だって思わないとつじつまが合わない。笑

DCユニバースの映画は良くも悪くも一貫性がない(作品によってキャラクターの描かれ方が違ったりする)けど、捉え方はご自由にどうぞってことなんだろう。

 

結果、「果たして映画にするほどだったかな」という内容。

人気キャラのスピンオフなんだからもっとストーリーに凝って欲しかったです。

 

まとめ

 

☆星 3 個☆

 

※ハーレイ。クインのクレイジーさがかわいく表現されてた。

※ストーリー性がイマイチ。