『リバーデイル』でヴェロニカ役のカミラ・メンデスが主役(祝・出世!)の今作。
ダニエル・クレイグの『ナイヴス・アウト』を思わせるような設定とストーリーだけど、こちらはどうも三流作品感が否めない。笑
カミラ・メンデスファンのためのミニ映画でしょう。
捻りのあるサスペンス作品を期待するとがっかりしそう。
サスペンスだけど怖いシーンは少なめ。
1時間半と短めだし、空き時間にサクッと観るのにちょうど良い映画です。
ストーリー
高齢の資産家レナードの介護人として働いていたケイティと夫のアダム。若い夫婦の暮らしは破産寸前。
ある日レナードが突然死し、夫婦は偶然多額の現金を発見する。レナードの遺言で遺産は全てケイティに相続されることになり、思わぬチャンス到来に浮き足立つ夫婦。屋敷で暮らし始める夫婦だったが、、、。
キャスト
ケイティ【カミラ・メンデス】
貧乏だが働き者の若妻。年老いた資産家レナードの家で介護人として働く。
『リバーデイル』でブレイク、ティーンに大人気となった若手女優。
『リバーデイル』もう観てないけど、彼女が一番好きだった。キリッとした表情がかわいい。これから始まる新シリーズ撮影のためにトロントに来るらしい!!会えるかな!?笑
アダム【ジェシー・T・アッシャー】
正義感が強く、妻思いな夫。仕事が見つからず、貧乏暮らしに飽き飽きしている。
Amazonプライムドラマで人気のスーパースター系ドラマ『ザ・ボーイズ』にも出演。
予告編
〜ここからネタバレあり〜
感想【ネタバレあり】
いやーーー、薄っぺらかった。笑
設定的にもっと広がりそうだったのに、畳み掛けるようなラストが残念。
Netflixはただカミラ・メンデス主演で何か撮りたかったんでしょう。
設定は似てるものの、『ナイヴス・アウト』みたいな凝った展開は無し。
主人公のケイティはひたすら良い子に描かれてるけど、結局全部旦那の言いなりで鈍感な彼女にイラッとすること多々。(散々「そんなこと出来ない!」とか言っておいて結局全部手に入れてる。)夫のアダムも、何でもちゃっかりいただいちゃおうとするダメ男だった。
この二人、ラブラブだったけど夫婦として長くは続かなかったでしょう。笑
面白くなる要素はいっぱいあったのに、終始もったいない展開。
最初の強盗事件は後々つながってくるのかと思いきや、アダムに一瞬(ほんと数分)疑いをかけるためだけのイベントだし、「やっと面白くなってきそう」と思ったら全員すぐ死んじゃうし。笑
レナードの過去の恋人の存在とか、とか、その後の話に関わる伏線と思われるものがいくつかあったものの、広がらず&回収されず。(そもそも伏線じゃなかった)
1時間半の映画にいろいろ詰め込もうとして尻すぼみになっちゃった感じ。
一番かわいそうなのは屋敷の主人レナード。
死体発見からそこに放置されっぱなしで、プライベートな遺品を目の前で穿り返されるわ、実際は薬で殺されてた上に、死んでからも自分の屋敷で好き勝手殺し合いまでされちゃって。
余談ですが、
レナードのお屋敷が同Netflixドラマ『ロック&キー』のお屋敷に似てて、ちょっと「使い回し?」て思ってしまった。(ちがうよね?ね?)笑
※『ロック&キー』のレビューはこちら
てか、ケイティの雇主は何で夜中に家に忍び込んでたんだろうか。
あと、タイトル『デンジャラス・ライ』の「嘘」はどれのこと?そんなのあったっけ?
面白くなってきたところからあっという間に終わってしまい、残念。
まとめ
☆星 3 個☆
※カミラ・メンデスファンのための作品です。
※畳み掛けるようなラストがガッカリ。