探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

映画『デス・ウィッシュ』お久しぶりですブルース・ウィリス!!

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2018年公開の今作がNetflixに追加されたので早速観てみました!

ちなみにカナダではここ数週間トップ10に入っています。

 

 

ブルース・ウィリスをアクション映画で見かけることは少なくなったけど、今作は久しぶりの彼らしい銃バンバン系!!

 

 

同名映画のリメイクらしいけど、原作『狼よさらば』は観てません(ごめんなさい)。

悪党への復讐劇という古き良き90年代アクション映画的な内容で、個人的には好きでした。

 

 

 

あらすじ

犯罪が絶えないシカゴの街。

外科医のポールは、自宅に押し入った強盗団に愛する妻を殺され娘は重体に。警察の捜査にはなかなか進展が無く、ポールは自警団として街の悪党を退治することを思い付く。

 

 

キャスト

ポール【ブルース・ウィリス】

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妻と娘と暮らす、シカゴの外科医。 

強盗事件で妻を亡くしたことをきっかけに、自警団として別の顔を持つことに。

 

医師役が意外にもお似合いで、冷静でクールな中年ブルースがかっこよかった!

冷静に考えたら自警団なんてリスク高過ぎるけど、警察がこれだけ未解決事件を抱えてて、全然進展なかったら待ってられない気持ちはわかるかも。

 

 

フランク【ヴィンセント・ドノフリオ】

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ポールの弟。ポールの家族と仲が良い。

 

人の良さそうな顔して、実は裏切り者なんじゃないかって勝手に予想してたけど、ただの兄思いな弟でした。笑

若かりし頃は超イケメンだったヴィンセント。『メン・イン・ブラック』のゴキブリエイリアン役(バグ)が最高だった!笑

 

 

f:id:mobayuri:20200818232906j:plainルーシー【エリザベス・シュー】

ポールの美人妻。

ジョーダン【 カミラ・モローネ】

ポールの一人娘。ニューヨークの大学への入学を控えている。

 

ジョーダン超美女だけど、明らかに大学入学前の女子高生には見えないわーーーと思ってたら、なんとこの方ブロンド年下美女キラーであるレオナルド・デカプリオの彼女!!わーーーーお。。。

 

 

 

感想 【ネタバレあり】

ザ・復讐劇

ストーリー的にはめちゃくちゃ典型的な悪党退治系。

単純なストーリーラインではあるけど、わかりやすい展開のアクション映画は大好きだし、悪と戦う系ブルース・ウィリスの映画(『ダイ・ハード』とか『フィフス・エレメント』とか)は大好きだから期待してたけど、『ダイ・ハード』みたいな爽快感がなかったのはちょっと残念

 

警察はひたすら役に立たずだったけど、最後は真相には近付いていくもサラリとかわして捕まらないポールの姿はカッコ良かったかも。

 

ディテールは面白かったんだけど、ストーリー展開はちょっとスピード感が足らなかったかな。

最初の前置きが長くてなかなか本題に入らないのに、後半強盗団への復讐はとんとん拍子に行きすぎる感じ。最後のラスボスなんて結局瞬殺だったし。

 

最後はちゃんと世間に注目される気持ち良さに浸らずに、復讐を終えたらもう引退って感じの潔さは好き。

(これで続編出たら笑うけども)

 

 

自警団への道

今作、銃の宣伝かと思うくらい銃描写が多い。(NRAのスポンサーかと思う)笑

銃社会アメリカ怖い、と改めて感じてしまった…

奥さんのお葬式の後に、義理のお父さんがポールに「警察はことが起こってからしか来ない。」って言うシーンはやけに納得。でも、あんなにカジュアルに銃ぶっ放すところがアメリカらしい。笑

 

銃も撃ったことがないポールが自警団を始めようとするけど、超カジュアルなガンショップのセクシー店員とか、ネット見て銃の操作勉強するとことか、なんでも気軽に出来てちゃうのっていいか悪いかわからんね。笑

でもポールが夜は独学で銃の扱いを勉強する傍ら、昼は外科医としての仕事も淡々とこなしていくコントラストを映し出すシーンは確かにかっこよかった!

 

ポールはちょっとした怪我はするものの、最初からかなり器用に犯罪者の「処刑」をこなして行く。外科医は手が命だろうに、仕事に支障でないのかなー。

「グリム・リッパー」としてメディアに注目されてポールはちょっと気分良くなったり、でも模倣犯が死んじゃったり、見ててちょっと複雑ではあったかな。犯罪抑止力にはなるだろうけど。(そもそもこの映画でそんなこと考える必要ないかもだけど)

 

防犯カメラのテープを破壊するシーンもそうだけど、今作でよくわかるのは、いまどき初心者でもYouTubeを見ればなんでもできてしまうという事。(もちろん犯罪だけじゃ無いよ)笑

 

 

過激なアクションシーン

最近の映画ではよくあることだけど、バイオレントシーンの過激さが目立ったかな。もう慣れたけど。頭かち割って脳みそグチャッてなる(言ってて気持ち悪くなる)シーンとかもはや笑ってしまった。笑

 

個人的にはそこまでする必要ないんじゃないかと思うけど、最近では過激な描写が多い作品が人気出る傾向あるよねー

ポールの家族があり得ないくらい美しい完璧な家族だから、それを壊されたらそりゃ怒りに燃えるだろうなーとは思うけど。

 

ボス以外は一人一人を痛めつけて、スマートかつ残酷に復讐。外科医問い職業を生かした拷問方法もさすがでした。痛そうだったなー。泣 

 

ギャングが家に乗り込むシーンは勝手に『ホーム・アローン』の泥棒退治シーンを思い出してしまった(一瞬)。笑

ここでもブラッディーな描写が多めだけど、ラストの盛り上がりには欠けたかな。やっぱりスピード感がないのよ、展開に。それが本当に悔やまれるわ、この映画。

 

でも、一切怯まずギャング達を倒していくパパの姿はかっこいい!!

 

 

 

評価

 

 

☆星 3 個☆

 

 

※久々ブルース・ウィリスのアクション映画嬉しかった。

期待した爽快感と物語のスピード感が欠けてたのは残念。