2017年に公開し、ドリーム・ワークスアニメーションの映画で日本歴代1位の人気だったという『ボス・ベイビー』。
1作目が面白くて、なぜかNetflixのアニメシリーズを全部観たので(子もいないのに笑)2作目の映画も楽しみにしてました。笑
日本は今年の冬に公開予定だとか。
作品内の季節は冬だからちょうどいいかも!(なぜ北米は夏に公開したんだろうか…)
ボス・ベイビーの声ムロツヨシなんだ。笑
あらすじ
大人になり疎遠になってしまったティムとテッドの兄弟。
ティムは結婚して二人の娘を持つ主夫。テッドはCEOとして忙しい毎日を送っていたが…
感想【ネタバレあり】
ボスベイビーじゃない!?
今までは(アニメシリーズも含め)、子供のティムと赤ちゃんだけどベイビー・コープの社員でもあるテッドとのミッションと兄弟愛を描いたストーリーだったけど、今回はもう二人とも大人になってしまっているとい。
ティムは相変わらず妄想気味なイクメンパパに、テッドはそのまんまの仕事一筋なCEOになっているわけだけど、見た目もキャラクターもそのまま。
今のご時世に合わせてか、ティムが主夫っていうのも面白い。
ボスベイビー(テッド)の大人の姿がもう、声をやってるアレック・ボールドウィン(『ローマでアモーレ』など)に激似!!笑
(彼、ジャスティンビーバーの妻ヘイリー・ボールドウィンの叔父でもあります。)
次女のティナがベイビー・コープの社員ではあるんだけど、もうボスベイビーじゃなくなってるじゃん!!
今までの、お子様な兄ティムとサラリーマンな弟テッドのコントラストが面白かったから、もうCEOを目指して奮闘するテッドが見れないのは残念。
ベイビー・コープでボスベイビーと共に働いていた社員のジンボやステイシー、三つ子もチョコチョコ出てきて嬉しい。でも、もうちょっと昔のキャラも活躍させて欲しかったかなー。
ドタバタ感がパワーアップ
クリスマスの時期が舞台になってて、冬と雪とクリスマスの季節感満載。
アニメも結構ぶっ飛んではいたけど、今回のアクション&コメディのスケールはかなりビッグになっている気が。笑
面白かったけど、ちょっとやりすぎなところも…でも子供向けだったらこれくらいが面白いのかも!?
あと、タバサの学校がゴージャスすぎてびっくり。クライマックスの劇も、スケールがもうディズニーアイスショーのレベル。笑
この学校めっちゃお金かかってるなー、とか現実的なこと思ってしまうのは私が大人になってしまったからでしょう…苦笑
個性強すぎな脇役たち
ティムの娘タバサが通う学校もものすごい設備の超クールな学校なんだけど、そこの学生もベイビー・コープの社員もしくはそれ以上にキャラが濃い!!
個人的なお気に入りは、ボスベイビーのクラスメイトの不気味な赤毛の女の子&どう考えてもベイビーではないポニーのプレシャス。
今度のヴィランはタバサの学校の校長。
実は子供を親離れさせたい赤ちゃん、っていうちょっと無理やりな設定ではあるけど、顔はどう観てもオッサンなところがかわいいような気持ち悪いような…笑
このヴィラン・ドクターアームストロングの声は、あの大人気イケオジジェフ・ゴールドブラム(『インデペンデンス・デイ』など)!!
なぜか「サヨナラ」を連呼する彼。手下も忍者だったり、なぜか日本っぽいディテールがチョコチョコ出てくる。なのに、アジア人キャストもキャラクターも出てこないっていうのは残念すぎる…
まとめ
全体的にはまぁまぁだったかな。
カラフルでドタバタでコメディ要素満載だから、ファミリーで見るにはぴったりの作品でしょう!
ただ、ストーリーは前作の方が好きだった。
ボス・ベイビーの定義が全く別物になってしまってたし、今度はティムの娘たちの「姉妹愛」を描きたいのかと思いきや、そこにはほとんどスポットライトは当たらず…
今作を観る親世代向けに「家族愛」とか過保護な親(ティム)を嗜めるような意図もあったと思うけど、クリスマス作品としてみた方がそのメッセージが響いたかなと。(北米はなぜか夏に公開したので)
評価
☆星 3.5 個/ 5 個☆