監督:ニール・ショーダン
この映画結構前から気になってはいたんだけど、ホラーが苦手なのでなんとなくそのままに…
が、今週たまたまカナダのNetflixに追加されたのを見つけたので、ついに観てしまいました!!
ちょっと前には実写版「トム&ジェリー」(同じニューヨークが舞台でもハッピーな話)にも主演していたクロエ・グレース・モレッツ&イザベル・ユペール。
大人になっても危険はいろんなところに潜んでいるんだなと、簡単に人を信用してはいけないなと思わせる映画でした。笑
知らない人には気を付けましょう。本当に。
あらすじ
ニューヨークでウェイトレスをしているフランシスは、ある日地下鉄で女性物のかばんを見つける。友人の反対を押し切って、持ち主”グレタ”を尋ねる。
キャスト
フランシス【クロエ・グレース・モレッツ】
友人とマンハッタンに住むウェイトレス。地下鉄でグレタのカバンを見つける。
ルームメイトとマンハッタンの一等地(しかも激広い)に住むという贅沢な生活を送るフランシス。うらやまし。
ニューヨークの地下鉄を知っている人ならまずしないであろう「放置されていたカバンを家に持ち帰る」という荒技に出るが、それが地獄の始まり…という。
人のカバンを家に持ち帰るのも、怪しいおばさんの家でお茶を飲むのも、いちいち危なっかし過ぎるフランシス。ニューヨークで暮らしているのに危機感全く無し!
グレタをすっかり信頼して、職場も友達の名前も教えちゃって、家の住所まで知られてしまう…ドラマ『YOU』みたいにフランシスを詮索するグレタ。今時他人のプライバシーを知ることなんて簡単なのですよ…怖
結局グレタに捕まってからは、洗脳されたのか全く抵抗しなかったけど、急に攻撃して逃げようとするシーンは、もどかしくてしょうがなかった。あんな古い家ならドアくらい蹴破って逃げられただろうに…
自分の前にターゲットにされたと思われる”サマンサ”が地下で弱ってるのを見つけてたけど、最後は結局助けたのでしょうか…??
グレタ【イザベル・ユペール】
ニューヨークに住む一人暮らしの中年女性。
いやーーー、だんだん怖くなっていくグレタがほんと不気味だったー。
フランシスに鞄のことがバレてからすぐ、今度は逆ギレでストーカーへと豹変するグレタ。
そもそも、ターゲットをおびき寄せる「エサ」として全く同じ鞄をいくつも使っていた理由は?その鞄が一番お手頃だったってことなんだろうか。笑
でも、結局はそれが原因でエリカに見つかるわけだけど。
マンハッタンの地下鉄で、鞄を餌にしていたんだとしたら、若い女の子が届けてくれる可能性なんてむしろ低いんじゃないだろうか… とも思ったり。
グレタの正体については何が本当で何が嘘か曖昧なまま。
悲しい過去やら犯行の理由やらがあったんだろうけど、本当に寂しさだけだったの?動機についてが曖昧だったのがモヤモヤ。娘のことがきっかけだったのかもしれないけど、イマイチすっきりしなかった。
エリカ【マイカ・モンロー】
フランシスのルームメイト。
ニューヨークライフを楽しむ典型的な若者。
作品的にはエリカがお調子者でフランシスは真面目、みたいな設定だけど実際は最初からエリカが一番まとも。
追いかけられたりして危険な目にあったにもかかわらず、最後まで諦めずにフランシスを助けにくるエリカがかっこいい。(父親何してたんだよ…)
あっけなくグレタに殺された探偵よりもよっぽど役に立ってた。
友達思いないい子。
感想
どんどん怖くなるサイコホラー。
途中はハラハラドキドキしたけど、最後が尻すぼみで残念!!
グレタは謎が多いから最後にはいろいろ明らかになるのかと思いきや、結局何も教えてくれないまま終わるという…
どんな基準でターゲットを選んでいたのか?
どれだけ被害者がいたの?
ハンガリー出身だってことを隠してフランス人を装ってたのはなぜ?
フランシスを監禁してどうするつもりだったの?
などなど
謎を残した終わり方にしたかったのかもしれないけど、それにしても突っ込みどころ満載&拍子抜けの最後だった。
母を亡くして父とも不仲だったフランシスの孤独をうまく利用したグレタ。
グレタほど強烈な人はなかなかいないだろうけど、一見無害に見えたとしても知らない人を簡単に信用してはいけないませんね。
評価
☆星 3個/ 5 個☆