LA's FINEST(エルエーズ ファイネスト)は「LA(ロサンジェルス)の最高峰」みたいな意味なので、トップ捜査官ってことでしょうかね。
ちなみにですが、この作品あんまり批評家からの評価は良くないのです。
最近多い、ディープでダークな精神的にダメージを与えてくるような犯罪ドラマ(『メア・オブ・イーストタウン』とか)とは違うし、正直今流行のタイプのドラマではないと思う。
でも、定番の「現実では絶対ありえない系犯罪ドラマ」としては、十分楽しめる作品でした。(個人的には)
話題のダークでディープな刑事ドラマ『メア・オブ・イーストタウン』のレビューはこちら。
今作、実はウィル・スミス主演『バッドボーイズ2バッド』のスピンオフ。
シドニーは『バッドボーイズ 2 バッド』にも登場する麻薬捜査官。マイアミからロサンゼルスに場所を移し、今度はジェシカ・アルバと「バッド・ガールズ」てことかな。
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バッド・ボーイズシリーズは大好きだけど、正直シドニーの存在はすっかり忘れてた。笑
2003年の公開から時間が経ってるし「なぜ今更スピンオフ?」って感じもしたけど、映画版のような定番のコメディ要素もあって、面白かった。
日常じゃ絶対言わないようなよくあるアメリカ系ドラマのやりとりとり(アメリカン・ジョーク?)にたまに恥ずかしくはなるけど、「アメリカ!!」って感じ。(何度も言う笑)
女性刑事コンビのドラマって珍しいし、いろいろな事件や登場人物のバックストーリーが折り込まれていて見応えも抜群。豪快でアクションも満載。
『バッドボーイズ2バッド』ファンは必見!!(シドニーのこと忘れてても!!笑)
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ストーリー
ロサンゼルス市警の刑事コンビ・シドニー&ナンシー。
ロサンゼルスで起きる凶悪事件と麻薬組織のボスを追う。
シドニーは『バッドボーイズ2バッド』にも登場する麻薬捜査官で、今作はスピンオフ。
キャスト
シドニー・バーネット【ガブリエル・ユニオン】
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マイアミで潜入捜査官をしていたが、麻薬組織のボス・ノックスを追ってロサンゼルスにやって来たシドニー。
シドニーのイメージにぴったりの強い女性役がお似合い。
バッド・ボーイズシリーズは大好きだけど、シドニーの存在はすっかり忘れてた。笑
2003年の公開から時間が経ってるし、今更スピンオフ?て感じもしたけどこれはこれで面白かった。脇役ハッカーのフレッチャーも『バッドボーイズ』時代からのキャラクターだったのね。(全然覚えてない笑)
出演作:『ブラック・ダイヤモンド』、『バッドボーイズ2バッド』など
ナンシー・マッケンナ【ジェシカ・アルバ】
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地方検事の夫と義理の娘と幸せに暮らすナンシー。
実はダークな過去がある。
『ダーク・エンジェル』の時からファンだけど、その時から全然変わらないジェシカ・アルバ!相変わらずかっこいい女性の役が似合う。
ナンシーはストーリーが進むにつれて色々な一面を持ち合わせている複雑な役。
出演作:『ダーク・エンジェル』、『シン・シティ 復讐の女神』など
感想【ネタバレあり】
制作側は、ガールズパワーが盛り上がっている昨今の風潮に乗っかった『バッド・ボーイズ』女性版を目指したんだろうなーと。
アクション、コンビのやりとり、定番なアメリカン刑事ドラマの展開やキャラクター達。クサイ台詞も多いしあり得ない強引な展開も多いけど、それもご愛嬌かと。笑
その分、難しいストーリーでもないし期待通りの展開だから安心して観ていられた。普段複雑な犯罪ドラマばっかり観ちゃうけど、こういう単純明快なドラマもたまにはいいなと思う。笑
シドニーがマイアミで追っていた麻薬組織のボス・ノックスを追い続けることが今シーズンの大きなテーマ(?)ではあるんだけど、毎回ロサンゼルスで起きる犯罪をLAPDとして解決して行きながら、シドニーとナンシーそれぞれの家族にまつわるトラブルも起きたりして、いろんなことが同時進行で盛り沢山。
銃バンバン撃つしグロイシーンも一部あるけど、観ていられないほどではない。それにバックでかかってる音楽もカッコ良くていい感じ。
観始めてすぐはあんまり好みじゃないなーと思ったんだけど、LAで起きる事件やWベンのコンビとのやりとり(ザ・アメリカドラマなやりとり笑)、脇役の活躍も面白いし、どっぷりハマりはしなかったもののなんだかんだ最後まで観てしまった。
シドニー&ナンシー
シドニーは、長年確執があった父やらマイアミ時代の元彼やら人間関係で苦戦中なんだけど、イマイチ共感出来ず…
彼女、結構感情的で自分勝手な人なんだよねー。笑
母親違いの姉の存在を知った時も、父ジョセフをすごく責める割にはただの”かまってちゃん”なだけだったり、マイアミ時代の潜入捜査で指示を無視したのは自分のくせに、ノックスに殺されかけたことをウォーレン(彼がノックスだと知った後)のせいにしているのも謎。感情的すぎて色々失敗してるのにも若干イライラ。(レイが死んだのもシドニーのせいなのにさ)
一方のナンシーは、共感できる面多数。
暴力的な母親を殺した弟を庇うのも、夫の連れ子のいい母親になろうとするのも、何かと苦労人でしっかり者のナンシーには同情&共感。
ダンテを利用し過ぎな気はしたけど、弟がちゃんと借りを返してくれて良かった。シドニーの暴走を制御する役もちゃんと担ってたと思う。
てか義理の娘のイジーがいい子なんだよなー。典型的なティーンエイジャーだけどスマートでクール。いい女になるよ、彼女は。笑
ノックス
ノックスが実はウォーレンだったっていうのは予想外だった(ただの内通者だと思ってた)けど、カーリーンが影の支配者だった点は「やっぱりね」って感じ。なんか悪そうな目してたもん彼女。笑
ただ、最後は警察の上層部にうやむやにされちゃったのがすっきりしない。今後ストーリーを続けて行くための策略なんだろうけど、あれだけ執念深く追ってたんだから潔く終わって欲しかったなー。
まとめ【シーズン2公開間近!!】
そろそろネットフリックスでシーズン2が公開されると聞いてワクワクしております。
深いこと考えずにサラーっと見れるクラシックな掲示ものアメリカドラマっていいよね。笑
せっかくのスピンオフだから、『バッドボーイズ 2 バッド』の他の脇役やら最新作の出演者やらが出てくれたら嬉しいなー。