探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

【ネタバレあり】映画『マトリックス:レザレクション』旧3作との比較&レビュー!!

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ついに、今年のクリスマスに公開された4作目の『マトリックス レザレクションズ』

 

ということで、2000年代に公開された3作を週末に一気観してみました!

公開からまもない頃、わたしが初めて観たときには、おそらく幼過ぎたのか意味不明で、全然面白さを理解できなかったけど、大人になった今観返してみると、この映画のメッセージと世界観の新しさ(当時からして)はまさにレボリューション!(?)だったと思います。

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最近、主役の二人(ネオ&トリニティ)が実はカナダ人だと知って、それだけでもテンションが上がっています。笑

 

予告編はこちら↓

youtu.be

 

2021年はクリスマス時期公開の大作映画が多い!!(『スパイダーマン  ノーウェイホーム』、『呪術廻戦 0』など)

ふふふ♪♪

 

 

シリーズのメインキャスト

ネオ【キアヌ・リーヴス】

普段はIT企業で働く敏腕ハッカー。

 

1999年はあどけない表情が残る美青年。

新作の予告編では、年を取ったネオの容姿が「ジョン・ウィックにしか見えない!」とも言われてますが、またネオとトリニティのペアが見られるのは嬉しい!

出演作:『スピード』、『ジョン・ウィック』など

 

トリニティ【キャリー・アン・モス】

モーフィアスとともにシステムと戦う、元ハッカー。

 

予告でも相変わらずの美しさと凛々しさが素敵。

ネオのことを知らない世界に住んでいるトリニティは

出演作:『メメント』、『ポンペイ』など

 

モーフィアス【ローレンス・フィッシュバーン】

人類をマトリックスの政界から救うために戦う。ザイオンの戦士。

 

出演作:『ジョン・ウィック:チャプター2』、『HANNIBAL/ハンニバル(ドラマ)』など

 

 

感想【ネタバレあり】

予告編より

予告編にはいろんなヒントが詰まってました!

 

最初、ローレンス・フィッシュバーンが今作には登場しないのは残念だなーと思ってたけど、その代わりにヤヤ・アブドゥル・マティーンⅡが新モーフィアス?として登場。

(ローレンス・フィッシュバーンには今作の出演に声がかからなかったと聞いて、オリジナルキャラなのにちょっとひどいなーと思ったり。。泣)

 

プリヤンカ・チョープラ・ジョナスも出てきて、まさか彼女は成長したサティ??なんて思ってはいたけど、期待通りのファンワクワクポイントを抑えた予告編でした。

 

ただ、トリニティの存在が謎で、ネオも新しい仮想現実?もしくは映画の世界に?なんて思ってたけど、実はゲームでしたね。

 

新しさは?

2000年代の三部作は、その新しさと斬新さで話題になり、ここまでアイコニックな作品になったわけだけど、今作についてはその新しさが感じられなかった。

 

インターネットが出てきたばかりの当時にぴったりの作品だったからこそ、今作でももっと、現代のテクノロジーを意識した内容を期待してた。

アナリストの存在がそれだったのかもしれないけど、それ以上の驚きがほしかった。

 

現実世界の人間界も、そこまで進化してなかったのもちょっと残念。

 

キャスト

ネオとトリニティはさすが。トリニティ役のキャリー・アン・モスは相変わらずの存在感と美しさ。ネオは、髭とロングヘアでキアヌ・リーブス本人にしか見えなかったけど(『いつかはマイベイビー』の時みたいな笑)、それもそれで歳を取ったってことだったのかな。

 

その旧キャストに加え、ヤヤ・アブドゥル・マティーンⅡアクアマン、レベッカ・ヘンウィックゲーム・オブ・スローンズ、ジョナサン・グロフアナと雪の女王』など、新しく加わった俳優陣も激アツ!!

 

個人的には特に、バグス役のレベッカ・ヘンウィックがカッコよくて惚れた。

予告編ではあんまり出てこなかったけど、実は重要なキャラだった彼女。

新作にアジア人のメインキャラを使ったことも、あの青い髪も、LGBTQなキャラも!!

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新モーフィウスはちょっと生意気だったのが気になったけど、彼女のファッションはいい感じだった。

あと新しいエージェントスミスはちょっとイケメン過ぎてイメージ違かったけど、今作のキーキャラだったアナリストのニール・パトリック・ハリスが一番いい仕事してたかも。彼の無機質な雰囲気はセラピストとしても、コンピューターとしてもぴったりだった。

 

今作のアイデア

インターネットの存在が生活のベーシックになって、みんな常にスマホやPCに向かっている現代のライフスタイルでは、本当に何がリアルか分からなくて、みんなセラピストに頼って自分の精神の安定を保とうとするところとか、まさにコントロールされた(されたがりな)現代人の姿を皮肉っぽく描いていたのかも。

 

トリニティ(ティファニー)が、自分の価値の見出し方を他人の意見や見方に頼っているところとか、自分の理想や意見を閉じ込めてしまうこととか、現代人がこんな生活の中で自分を見失っていく感じを描いてたのかな。

 

前散策でも思ってたけど、やっぱりネオがただ一人で救世主なのではなく、二人の存在と関係がキーを握っていたんだってことが今作では特に強調されてたと思うし、トリニティの活躍がついに花開いたのも今作のような気がした。

 

アクションがダサいとか、言われてはいるけど、当時だってマトリックスのアクションはダサさとカッコ良さの絶妙なラインだったと思うし、この映画がヒットしたことでカッコよくなった、てとこもあると思う。好みもあるけど、「その絶妙なライン」がいいの!そこがポイントだと思うの!笑

 

こうだったらよかった!?(個人的な希望)

正直、「マトリックス」として新作を作るよりもスピンオフとかを作ってほしかったかも。

モーフィアスとか、オラクルとか、エージェントスミスとか、もっと深く知りたいキャラはいっぱいいるし。

 

今作に関していえば、バグス、ナイオビ、サティのスピンオフとか今後やってくれたら絶対観る!!スピンオフだしてくれーーーー!!笑