探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

Netflix『エコーズ』ネタバレあり!双子姉妹の秘密と、家族の闇。ドキドキサスペンス!!

”おすすめ度99%”だったから、見ずにはいられませんでしたよ。

予告だけ見た時も、保安官のキャラクターが最高だったから、週末の夜に一気見してしまいました。(もはや恒例)

 

双子の狂気的な絆と入れ替わりっていう割とありがちなテーマではあるけど、結局それが面白いからこれだけの作品があるのでは…

ただね、レビュー的には賛否両論な感じ。

 

Googleの評価だけ見ても、星5つと星1つの評価がほぼ同じくらいあるのよ。笑

でも、わかる!!5話くらいまでだったら星5つつけてたわ、私も。ただね、ラストがね…

そこで評価分かれると思うんだ。

双子とその夫たちの関係も、好き嫌い分かれると思う。結構不気味で胸くそ悪い話だし。

 

見ていくと分かるんだけど、”エコーズ”は双子が育った町の名前で、言葉としても二人の関係を表しているような、なんとも不思議なタイトル。

 

余談ではあるけど、これ見てて思い出したのが、ドキュメンタリーの『本当の僕を教えて』。
全く別の話ではあるけど、双子の片割れを秘密から守ろうとする愛に溢れた話。このドキュメンタリー、本当におすすめ。映画のような本当の話です。

mobayuri.hatenablog.com

 

 

 

キャスト・キャラクター

レニ・ジーナ双子の一人二役を演じたミシェル・モナハン

さすがの演技でしたよ。サイコなレニと、ナイーブなジーナの関係性は、双子でこれだけ繋がりが強かったらトキシックだよね。

 

レニは幼い頃のトラウマがあることがわかってくるんだけど、それが結局どうジーナへの執着に繋がっていったのかが微妙。もっと深い何かを期待してしまってたから、余計しっくりこなかったのよ。

話が進めば進むほど、双子の関係の異様さがわかっていって、感情移入できない。笑

 

しかし、このシリーズのスターは俄然クロス保安官役のカレン・ロビンソンだね。

あのうざさと滑っとした話し方がなんとも!

 

そもそも、田舎町の警察官役が二人とも女性っていうのは新しいよね。しかも二人ともキャラクターとしていい仕事してるのよ!超適役だったと思う。

 

ジーナの夫チャーリーがすごく冷静で、むしろこの奇妙さを楽しんでいるような感じが私には理解できなかったのよね。

 

ジーナの元カレ・ディラン(ジョナサン・タッカー)のこともあっさりと許してしまうし、これは大人なのか?それとも感情の振れ幅が少ないのか?笑

それにしてもチャーリー役のダニエル・サンジャタ渋くてかっこよかったなー。

 

もちろん、ジャック役のマット・ボマーは正統派イケメンだから、少女時代から双子で取り合っていたっていうのは理解はできるんだけど(おい)、夫婦関係までシェアしてるのが不気味なのよ。

 

そして、Gleeにも出てた双子の姉クラウディア役のアリ・ストーカーのジーナへの嫌悪は見ていて清々しい程。笑

もうちょっとこの姉妹感の関係性を掘り下げても面白そうだったんだけどなー。前半あんなに匂わせておいて、最後はあっけなく無理やり集結してしまった感じだったし。

 

お父さん(マイケル・オニール)の最期のシーンもそう。レニのトラウマが明らかになる重要な場面だったのに、レニは父親よりずっとジーナのことばかりでむしろ可哀想だったわ。

 

あらすじ

何度も言うけど、前半は良かったの。

 

双子が入れ替わっていることが分かるとよりハラハラして楽しめたし、レニの話だけ聞いてると、ジーナが問題アリなように聞こえるんだけど、レニの闇の方が遥かに深いという。

 

正反対な生活を送る絆の強い双子と、悲しい家族の歴史、みんながみんなと知り合いな小さな田舎町で起こる事件…サスペンスの面白い要素は全部揃っていたと思う。

でも、双子の関係がちょっと気味悪い感じがしちゃったんだよね。

 

アメリカのネトフリサスペンスの悪い癖は、なんでも絶妙にセクシャライズしてしまうところなのよ。役者に体張らせるよりも、最後までプロットちゃんと書いてくだいさいよ!(誰)

 

レニ目線で始まってから、ジーナ目線に変わって少しずつ真相が明らかになるのは面白いんだけど、(どんな話にも裏と面があるのよ結局。)観ている側はもうトリックがわかってるから、特に後半の2話はむしろなかなか答えに辿り着かない保安官達がもどかしいのよ。

 

だからぐだぐだしちゃったんだろな。

 

最初の数エピソードはすごく面白くて引き込まれたの。で、後半からどうやって収集つけてくれるんだろうと楽しみにしてたのに、変な曖昧さを残したまま終わってしまった感じ。

滝のシーン、CG感が凄くてもはやストーリーに集中できなかったわ。笑(あるある)

 

レニはあれだけ悪事を働いておいて簡単に逃げ切れてしまったことも、モヤモヤ。

 

最終的に、双子のどちらにも感情移入できず

双子の関係ってそもそも当人以外にはわかりにくいのに、自分のことしか考えていないジーナとレニの選択が”逃げる”ことで、全部ぶっ壊しといて自分勝手な二人の決断は理解に苦しむ。

ジャックとお父さんがひたすら振り回されて可哀想だったですよ。

 

最後はちゃっかりチャーリーが双子について本を書いてるし、よりミステリアスでセクシーなジーナ?レニ?と乾杯。ほんとチャーリーの心の広さは謎なのよね。

お願いだからシーズン2とかやらないでって思いました。笑

 

 

Netflix『チェンバース:邪悪なハート』心臓移植により奇妙な体験をするようになった訳とは。

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結構前に見たんですが、せっかくなので今になって投稿。

あっさりシンプルな感想になりました。


ダークな雰囲気とSFぽいアイデアが面白そうで、前々から気になっていたNetflixオリジナル作品。

ずっとわたしの「オススメ」に出てきて、ストーリーも面白そうだから観てみることに。

 

このまま続きそうな終わり方だったのに、なんとシーズン2の政策は打ち切りになったんだとか。Netflixこのパターン多いよねー、やだー。

 

でも、そこまでモヤモヤしない(と思う)終わり方なので、シーズン1だけでも観る価値はあり。

 

 

あらすじ

突然心臓発作に見舞われたサーシャ・ヤジーは心臓移植のおかげで九死に一生を得た。しかし、サーシャは不気味な体験をするようになり、ドナー提供者のベッキーについて調べ始める。

 

キャスト

サーシャ【シヴァン・アルリラ・ローズ】

突然の心臓発作のため、心臓移植を受ける。

 

フランク【マーカス・ラヴォイ】

サーシャの叔父。熱帯魚店を営んでいる。

このおじさん、めちゃマッチョでめちゃいい人。 

こんなセクシーなおじさんいる!?!?笑

 

ベッキー・ルフェーブル【リリヤ・リード】

事故死してサーシャに心臓を移植することになったドナー。

ほとんどが回想シーンとイメージだけの登場だけど、

 

ナンシー・ルフェーブル【ユマ・サーマン】

ベッキーの母。娘の死後は情緒不安定に。

 

ベン・ルフェーブル【トニー・ゴールドウィン】

ベッキーの父。アネックスという怪しげな財団で働いている。

 

エリオット・ルフェーブル【ニコラス・ガリツィン】

ベッキーの双子の弟。薬物依存に悩んでいる。

 

 

感想【ネタバレあり】

展開は予想通りな感じだったけど、ストーリーの進み方は思ったよりもスピリチュアル寄りだった。ネイティブ・アメリカン(先住民)のカルチャーをミックスさせた作品は珍しくて面白かったけど、先住民の呪術?とかが何を意味していたのかは結局微妙。本当はこの先にもっと深い何かがあって、今後解明される予定だったのかもしれないけど…

 

ベッキーの両親がとにかく狂気的で怖い。

ユマ・サーマンこういう役ぴったりだね。笑

 

人間関係としては、ナンシーとその叔父との関係がとにかく美しいのよ。あとはティーンエイジャーならではのナンシーと彼氏のやり取りとか、それがルフェーブル家の家族の関係と対比になっているのかも。この”違い”の対比が結構面白い。

残された双子の弟がほんと可哀想なのよねー。

 

 

このまま続編が出てたらもっと深い解釈ができたのかもしれないけど、シーズン1だけでは、ちょっと物足りないまま終わっちゃったかな。

面白かったけど、最後はもう少しわかりやすく終わってほしかったなー。

【ネタバレあり】映画『グレイマン』Netflixがついに本気出した!豪華キャストの本格アクション映画!

やっと本気出し始めたかNetflix。

ここまでちゃんとしたアクション映画は久々。

 

ここ数年、どれも”Meh”な感じばかりだったNetflixのアクション映画。

登録料値上げやらシェアアカウントの事実上の禁止などなど、こうなってきたからにはそろそろクオリティも格上げしてもらわないとですよね。(マジで)

 

今作は特に、キャストが豪華な上に女性人気の高い俳優陣が揃っていることからも話題に。

確かに、本格的なアクション映画なのに女子が好きなタイプの映画だったと思う。

 

 

キャスト

ライアン・ゴズリング

『バービー』のケン役が決まっているライアン・ゴズリングだけど、私は『きみに読む物語』とか『ラ・ラ・ランド』の優男ライアンよりも、『ブレードランナー 2049』や『ドライヴ』の闇ライアンがタイプだから、今作のシックスはかなり好みのハマり役だったかと。

 

フィッツロイモーリスとの親子のような関係性も、シックスの人間性を感じられてよかったなー。でも、個人的にクレアはちょっとうざかったの。笑

シックスと仲良くなって彼が愛着を持つっていうのはわかるんだけど、あのSassyな態度がさ。もうちょっとただのかわいい女の子でよかったのでは?と。(やきもちではないとは言い切れない)

 

カリスマ性があるキャラクターではないのに、どんな場面でも「いや、本気出してませんよ。」みたいな顔で乗り切る系の役がかっこいいのよこの人は。完璧じゃない、ラフで可哀想な役が、なぜか似合うんですよ、彼は。(伝われ!)

あと、どうでもいいかもしれないけど、彼カナダ人だからね!!ライアン・レイノルズもカナダ人だからね!!(何度でも言う)

 

クリス・エヴァンス

この正統派イケメンをどうソシオパスに仕上げるんだろうかと思ったけど、口髭とか服のチョイスとか…

黄色いタンクトップで出てきた時にもう「あ、これはもうやばいやつに間違いない!!笑」てなりました。

 

ロイドがシックスを”Ken doll”と呼んだり、ところどころにリアルのジョークが混じってたりするのは、監督・ルッソ兄弟の遊び心なのかな。

ピチピチの白パンツ姿を後露からローアングルで撮るシーンが多かったのは、完全にキャプテン・アメリカの”American ass”を意識したに違いない。笑

 

アヴィク・サン

個人的に注目だった脇役は、一匹狼の殺し屋・ダヌーシュ役のアヴィク・サン。

アクションシーンのキレがやばいのよ!さすがボリウッド出身俳優!踊れる人はキレが違うわ。

ダニとの戦闘シーンで、最後に慈悲を見せるところもクール。インドの民族衣装に似せた衣装もカッコよかったです。

 

アナ・デ・アルマス

そうそう、ダニ

アナ・デ・アルマスは007でもチャーミングな諜報員役が可愛かったけど、今作ではもっとハードコアなアクションシーンがいっぱいのかっこいい役どころ。いちいち可愛かったな。

このかわいい見た目とのギャップもいいんだよね。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』でも共演したクリス・エヴァンスと全く異なるタイプの今作で再共演。

 

レジ=ジーン・ペイジ

Netflixの『ブリジャートン家』で人気爆発した魅了したレジ=ジーン・ペイジも出てるんだけど、彼のカーマイケルは悪役としての重厚感には欠けてたかなと。むしろ諜報員役でアクションやってほしかったわ。

でも、、、メガネ似合ってたよ。笑

 

ジェシカ・ヘンウィック

正直、カーマイケルの尻拭いをさせられる部下のスーザンの方が、デスパレートな演技やら最後の裏切りやらからも大物感が感じられたかも。続編出たら、そこではきっとスーザンがカーマイケルを蹴落とすんだろうな。笑

ちなみに彼女には『マトリックス レザレクションズ』の青髪美女役以来注目しております。

余談ですが、彼女スターウォーズのレイ役候補だったんだって。うーん、わかる。

mobayuri.hatenablog.com

 

ビリー・ボブ・ソーントン

忘れちゃいけないのがフィッツロイ!!

最初は彼が黒幕かと思ったんだよなー、ごめん。笑

 

勝手に『ゴリアテ』のイメージが強いんだけど、今回はどこまでも真摯でロイヤルなパパ感がカッコよかったわ。クレアとの関係性も泣けた。

出演作:『アルマゲドン』、『バンディッツ』など

 

おまけ

このプレミアの写真がかわいい。笑

 

見どころ:

クリスと腕組んでるアルフレ・ウッダードがかわいい。カジュアルなドレスも可愛い。

ケン意識した!?なライアンのパステルスーツ。好みではない。

オーラがすごいジェシカがセンター。

ちょっと恥ずかしそうなアヴィク・サンレジ、もっとウェルカムにしてあげて。

早く終われって顔してる、アナ

クレア役のジュリア・バターズが全然13歳じゃない。

そして何より、超ロックスターなビリー・ボブ・ソーントンのギャップがかわいい。

 

 

映像美

私は映画のディテールまでを批評するタイプではないけど、今作は特に、カメラワークやら色・光の使い方やらが絶妙でかっこよかった。

バンコクの花火のシーン、飛行機内の煙(名前わからず)のシーンなど、アクションシーンをより魅力的に撮る演出が素敵だったわ。

 

それに、バンコクとか、クロアチアとか、その場所のチョイスも絶妙だよね。

定番だと香港とかパリとかってなりそうだけど、そこまで定番じゃないロケーションだったのが面白かった。バンコクのクラブのシーンはすごく好きだった。

プラハは壊され過ぎちゃってて気の毒だったけど…笑

 

アベンジャーズ』シリーズを手がけたルッソ兄弟の作品だから、流石のアクションシーンと迫力なんだけど、今作ではさらに凝った色・光使いでその王道のかっこよさをよりおしゃれに仕上げることに成功していたと思う。

 

正直、今作のストーリーはそこまで重要じゃなかった気がする。

データチップのためにここまで全部壊さなくて持って程、触るもの全てを壊していくんだけど、シックスとロイドの関係性やキャラクターを考えるとあり得な差を感じることもなく…

↓↓これがいい例(悪い意味で)↓↓

mobayuri.hatenablog.com

 

ストーリーがうやむやで残念になっちゃう映画もあるんだけど、『グレイ・マン』はそれぞれのキャラクターが引き立ってるからそこのうやむやが気にならなかったのかも。

ツッコミどころは色々あるけど、(なんで落ちた穴に偶然爆弾の材料が揃ってるの?とか笑)それもカバーされるだけの迫力と説得力があったんだと思うな。

 

評価

星 4.5/5!!!!!