正直、今作のストーリー展開はちょっと期待と違った。
今作から、もうパンドラでの話っていうより、”ジェイクの家族の話”になってきてます。
シリーズ化すると仕方のないことなのかもしれないんだけど、世界観で驚かせてくれなくなってきた。
もちろん、CGとかアクションは相変わらずすごいし、あの世界のクオリティは本当に圧倒的なんだけど、今回はそこに没入するというより、ジェイク一家を中心にした物語がいちばんの軸になったストーリー。
ちなみにね、日本版ポスターの文言、全部嘘ですよ!!笑
パンドラの真実の話なんて出てこないし、”炎の決戦”起きてないし!!
ちょっとひどいクリックベイトですよ、これ。笑

ちなみに前作は、日本帰国時に日本語で観ました。
当時、ケイト・ウィンスレット全然わかんなかった。
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鑑賞前、今作について知ってたことは、今度は火だぞ、ってことと、、、笑
あと、こっち(北米圏)でバズってたミーム。
灰の女王とクオリッチ大佐の2ショットに対して、
『白人MAGA旦那と、そのアジア人妻』みたいなやつ。苦笑
これ↓↓

トラブル引き寄せ家族
ただ、その家族が、とにかくトラブルメーカーなわけ。
ジェイクたちといることで、平和に暮らしていた部族が争いに巻き込まれてしまったり、犠牲が出てたり。
特に風の商人たちは、見ていて「これ完全にジェイクたちのせい…」って思っちゃった。
(水の部族も然り)可哀想すぎよ。
ちなみに、今作の個人的なピークは、風の商人たちの気球のシーンです。
美しすぎる!!こういうのもっと見たかった!!(海の生物も好きだけど)


ジェイク自身も、すごく頑張ってるのは分かるんだけど、結果的にいろんな犠牲のきっかけになっているわけで。
それが終始モヤモヤ。彼らの子供も巻き込まれてるのよ、結果的に!!
周りからヒーローのように見られている場面もあるけど、全部の発端あなたじゃん?っていう。
大きい鳥と仲良くなったりして称賛されてる場合じゃなくて、自分だって元人間なんだから、「もう少し慎ましくに暮らせ」と。

ファイヤー&アッシュ
今回のテーマ、“ファイヤー&アッシュ”。
タイトルから想像してたよりは、その要素は控えめだった印象かな。
前作の”ウォーター”と区別したかったのかもしれないけど、
そもそもパンドラは資源豊富な星なわけだから、ファイヤーがどれだけ勢力あるのって思った。
案の定、 灰の女王ヴァランたちの一族は、海賊的な集団だったしね。
住処を自然に奪われて、精霊の母エイワを恨んでる集団。

灰の女王ヴァランは、すごく印象的だった。圧と美しさ、存在感強め。
だからこそ、もう少し物語の中で活躍する場面があってもよかったかなー。
不憫なやつら
今作は、とにかく、スパイダーが不憫な話。
彼、何をしたっていうのか!!
ジェイクとネイティリにとっては“家族のような存在”のはずなのに、
兄の死以降疎まれ、時には殺されかける。
それでも最後まで味方でいようとする、可哀想なスパイダー。
そして、キリの覚醒によって助けられ、
パンドラに対応できる体になったにも関わらず、
実験台&(ナヴィにとっての)不都合分子にされてしまう、可哀想なスパイダー。

一方で、クオリッチ大佐。
もはや彼は、“呪いのアバター”みたいな存在になっている。
今回は、息子への愛や、軍隊での立場の不安定さが見えてきて、
自分と同じアバターでも、ナヴィの世界に入ったジェイクの生き方を認められない彼の孤独を感じた。
親子揃って、なんと不憫な、、、
スパイダーへの気持ちも含めて、いつか報われてほしいな。
スパイダー(人間としてナヴィと生きる)とジェイク(アバター)の違いを映すことで、
ダイバーシティ社会の難しさと美しさ、本人たちの葛藤。
そう言ったものを描きたい雰囲気は伝わってきた。
ただ、今回のテーマは家族愛だけど、私はもっとパンドラの世界観に浸りたかったかな。
あの空気感とか、神秘性とか、圧倒的な映像美がすごいのよ。
CGもアクションも完璧なのに、それを説明してもらえない勿体無い。
デジャブ

前半の風の商人とのバトルシーンは女王様の登場とか、カッコよかったけど、
後半の大合戦になると、どこか見覚えのある流れが続く今作、、、
海上の戦いで、人間たちの軍隊が相手で、家族を人質に取られて、
スパイダーがまた間に入ってきて、、、前作とほぼ同じじゃん!!
ここで一気に、「このシリーズ、今後どこまで期待していいんだろう」という冷めた視点に。。。
人vsパンドラ
人間って、なんでこう身勝手なんだろう。
そして、ハリウッド映画ってどうしてこう戦争させたがるんだろう。
アクション映画だからしょうがないけどさ笑
平和とか対話とかは存在しないのよ笑
こういう違和感って、実は昔からあって。
例えば 『アベンジャーズ/エンドゲーム』の“Avengers Assemble!!”のシーン。
多くの人が熱狂したあの瞬間で、私はどこか冷めていた。
戦いに向かっていく高揚感よりも、「結局戦争か」という気持ちの方が強かった。
今回も、それに近い感覚だったのかもしれない。
最後に
なんか、この後2作制作予定らしく、
5作目(最終章)は2031年の年末に公開予定だと!?
そこまで長引かせるのは無理ある。
1作目がすごい大成功だったから、グリーディーになっちゃったのはわかるけど、
ちょっと時間かけすぎよ。
キリ役の シガニー・ウィーバー も、
クオリッチ大佐役のステファン・ラングも
もう70代半ば。
ちなみに今作は、前作の半分ほどの興行成績。
CGのクオリティを鑑みると制作費すごいだろうし。
最後までやり切れるのだろうか。。。
この感じだと、次の世代のストーリーになっていくのかな?
最終的には、人間とナヴィがちゃんと共存できる未来が描かれたらいいな、って思う。
私の予想では、キリがメインキャラクターになる!!
でも役者は変わるだろうな。
なんだかんだ、次回作も見ると思うけど、
あんなに神聖で伝説的な映画だった『アバター』が、
なーんか残念なシリーズになってしまうのはやめてほしい!!
ジェームズ・キャメロンよ、頼んだ!!


今作で特に注目なのは、シンシア・エリオヴォが演じるエルファバ(Elphaba)。







キャストに関してはかなり印象的で、特に主演のダヴ・キャメロンは完全にハマり役。
