多分大昔に見た気はするんだけど、どんな映画だったか思い出せず(笑)
何を見ようか考えていたら目に入ったので、改めて見返してみることに。
正直、2021年のこのご時世で観てみるといろんな事に違和感を感じてしまいました…
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あらすじ
ノッティングヒルで旅行本屋を営むウィリアムが、ある日偶然店を訪れた超人気ハリウッド女優のアナに出会う。
キャスト
監督:ロジャー・ミッシェル
『恋とニュースのつくり方』、『私が愛した大統領』など
ウィリアム【ヒュー・グラント】
さえない&売れない書店のオーナー。
妻と離婚し、変わり者のルームメイトとノッティングヒルに住む。
こんなイケメンがオーナーならウィリアムの書店は大繁盛だろうに!
ヒュー・グラントが一番かっこいい頃に撮られた作品だと思う。
出演作:『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』、『ラブ・アクチュアリー』など
アナ・スコット【ジュリア・ロバーツ】
世界的に人気なハリウッド女優。
この作品の1番の見どころは彼女の美しさ!!
ジュリア・ロバーツが一番輝いていた頃の作品だと思う。
出演作:『プリティ・ウーマン』、『食べて、祈って、恋をして』など
感想【ネタバレあり】
ヒュー・グラント(当時39歳)もジュリア・ロバーツ(当時32歳)も、一番美しい頃に撮られた作品だと思う。
ヒューの青い瞳とサラサラヘア、ジュリアの卵肌と小顔。とにかくこのカップルが見目麗しいのが今作の魅力だと思う。
コメディ要素もあってすごくかわいい映画だし、音楽もロマンチックで素敵!
ただ、改めて観てみると色々と残念な部分も…
ストーリーはリアリティに欠けるし、とにかくアナの感情がフラットで、その美しさ以外にキャラクターとしての魅力を感じられなかった。
ウィリアムがいつまでも忘れられないほど愛した女性アナの魅力は、美しさ以外に何があったんだろう?と思ってしまった。
アナの女心・恋心もウィリアムへの気持ちも、全然掴めない。
アナのことをシンプルに見てみると、彼氏がいるのにイギリス滞在中にイケメンロンドンボーイを引っ掛けて本気にさせた浮気者みたいにも見えなくない(笑)し、スキャンダルでロンドンに逃げてきた時も「これはウィリアムの気持ちを利用してないか!?」と思ってしまった。
でもかわいいから許されちゃうんだよなー。
今作が男性に作られた(監督も脚本も男性)作品だとしても、アナの人間性が薄すぎる。一般人と人気女優の恋を描きたいばっかりに、アナはただの”美女”ってだけで、中身が全く重視されていないのが残念。
ひたすら男性の夢を描いた作品になってしまっていたような…
これがヒュー・グラントみたいな超イケメン相手だったから成り立ったわけだけど、人気女優が初対面の男性に急にキスしたり、家族の集まりに参加したり、変装もなしにお店や家に現れたり…リアリティが無い。
逆に、脇役達は垣間見えるストーリーがあって魅力的。
妹のハニー【エマ・チャンバース】とルームメイトのスパイク【リス・アイファンズ】はぶっ飛んでてかわいかったし、親友のベラ【ジーナ・マッキー】のバックストーリーと夫との関係はすごく印象的だった。
個人的には、若かりし日のLord(『ダウントン・アビー』)【ヒュー・ボネヴィル】 が出ていたことも印象的。ちょっと嫌味なやつだけど、寂しさを抱えている憎めないキャラ。
わたしは細かいことが気になってしまったけど、軽い気持ちで主演二人の美しさを愛でるにはいい映画かと。
評価
星 3/5 個