探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

映画『マダム・ウェブ』派手なアクションは少なめ?スーパーヒーロー系サスペンス映画

スーパーヒーロー系サスペンス映画ということで、これは犯罪映画ファンとして見逃せないと思っていた今作。

スパイダーマン系映画は、”アベンジャーズ”過ぎない雰囲気も好きで、『ヴェノム』をはじめ、評価は低めだった『モービウス』も結構好きだったので、今作も、ヒーローでもヴィランでもない新しいキャラクターが現れるのかと、期待大。

 

が、意外にも評価はあまり高くなく、ちょっと観るのを躊躇っておりました。

それに、また偏ったガールズパワー系かな、とも思ったし。

いいのよ、ガールズスーパーヒーロー最高よ。でもさ、そのアプローチが微妙な時あるのよ、ハリウッド映画は。

 

実は、ちょっと前に映画館に行ったとき、これを観るか、同時期公開だったヘンリー・カヴィルの『アーガイル』を観るかで迷いに迷い、『アーガイル』を観てしまいました。後悔しております。笑

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アーガイルについては後日、感想と共に投稿しようかな。

 

実は、エマ・ロバーツアダム・スコットなどの人気俳優さん達も脇役として出ています。

ヴィラン役は、『ザ・サーペント』の怪演が素晴らしかったタハール・ラヒム!!

mobayuri.hatenablog.com

 

ちなみに『マダム・ウェブ』は日本帰国時の飛行機の中で観ましたー。

 

キャスト

キャシー・ウェブ【ダコタ・ジョンソン】

出生時、神秘的な力を持つクモのパワーを受け継いだ女性。

孤児として育ち、ニューヨークで救急隊員として働いていたが、ある事件を機に自分の予知パワーに気付く。

 

言わずと知れた人気女優。今回の前髪ありな黒髪が可愛かったなー。個人的には彼女の話し方が好きです。笑

出演作:『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』、『ワタシが私を見つけるまで』など

 

シドニー・スウィーニー【ジュリア・コーンウォール】

離婚した両親から相手にされず、孤独を感じているティーン。

 

ユーフォリア/EUPHORIA』の出演で話題になり、Z世代のアイコン的存在な彼女。オタク役ながら、色気のある超絶美女でした。

人気あるのわかるわー。

 

イザベラ・メルセド【アーニャ・コラソン】

キャシーと同じアパートメントに住む少女。

 

歌手、ウクレレ奏者としても活躍するマルチタレントな女優。

トランスフォーマー/最後の騎士王』にも出演。

 

セレステ・オコナー【マティ・フランクリン】

裕福な両親に置いて行かれ、孤独を隠しながら生きるティーン。

 

新『ゴーストバスターズ』シリーズでもレギュラーキャラの彼女。

私生活では、医学の最難関と言われるジョンズ・ホプキンズ大学で医療を学ぶ才女でもあります。すご。

 

感想

独身を謳歌する自由なアラサー女性として、気ままに生きてきたキャシーが、3人のティーンと出会うことで母性に目覚め、未来が見えるパワーを使って彼女達を導く、というストーリー。

 

スパイダーマン系といいつつ、ヒーローたちは蜘蛛のパワー持ってないのがちょっと謎。

クモのように壁を登ったり、毒を盛ったりするのは敵の方で、マダム・ウェブは蜘蛛の巣すら出せないのです。

 

マダム・ウェブのパワーは、未来を見ることができるというもので、そのパワーで直接敵を倒したりすることはできないんだけど、ティーン3人のママ的役割を果たすことで、彼女たちを導く”ブレイン”として活躍。

ウェブっていうのは、いろいろな所で繋がっている時間の網を著しているってことなのかな。キャシーと3人のティーン達の巡り合わせも、偶然の出来事(それとも運命?)が網のように繋がっていたわけだし。

 

ティーンの自由奔放ぶりは可愛いんだけど、実際高校生ってこんなに幼稚かな?と思っちゃったかも。

”守ってあげたい娘たち”としての印象を植え付けたかったのかもしれないけど、ちょっとToo Muchな気もしたかな。キャシーも”マダム”っていうほどお姉さまには見えないし、、笑

 

ここから、今後のアベンジャーズにこの3人組とキャシーがどう関わってくるのかが見ものだな。

勝手な予想だと、彼女達はっきっとアベンジャーズとは別の単独団体としてストーリーに関わってくるんじゃないかな。孤高の女子エージェント的な。

 

スーパーヒーロー系のアクション映画を期待するとがっかりするかもしれない。

そして、クモの力と登場人物のつながりがイマイチ弱い、、、

元々クモの力を守ってきた現地の部族よりも、キャシーの方が特別な訳もわからないし、腑に落ちない設定が多めだったかも。

 

個人的なことですが、ちょうどこの映画を見る直前にニューヨークに行ってまして、ニューヨークの街並みとか、地下鉄とか見てワクワクしちゃった。笑

2000年代のファッションとか、レトロな雰囲気はわたし好みだったけど、髪型とかメイクでは

あんまりそれを感じなかったのが残念かも。

 

ちなみに、後で気づいたんだけど、キャシーの同僚で親友のベン(演者はアダム・スコット)は、”ベン・パーカー”だった!!

ベンおじさんやん!!だから映画も2002年?とかの設定だったのか!?