ついに観ました!
カラフルでハッピーなファミリーの映画、『ミラベルと魔法だらけの家』!!
原題は『Encanto(エンカント)』。
”Encanto”とは、スペイン語で「魅力」とか「魔力」と言う意味。
邦題になると一気に長くなる近頃のディズニー映画。笑
北米ではこのブルーノの曲がめちゃくちゃ人気です。
確かに、めちゃキャッチーで楽しい曲。このサムネ怖いけど笑
一度聞いたら頭が離れなくなります!!わたしも数日は頭の中で歌ってました。
ブルーノーノーノーノーノ〜〜〜〜♪
コロンビアが舞台で、スペイン語のセリフや南米らしいトーンの音楽がハッピーな気分にさせてくれる心温まる映画でした。南米ってファミリーの絆が強いイメージがあるけど、主人公のミラベルが住んでいる家も、3世代分のいとこまでが一緒に住んでいる魔法の家が舞台です。
ディズニーのアニメーションは、質感とか色合いとかが毎回きれいになっていってて、びっくり!!
今作は特にカラフルな衣装やその質感にも注目!!
ストーリー
ミラベルの一家マドリガル家が住む魔法の家エンカント。そのパワーの源であるキャンドルによって、家族はみな特別な才能を与えられていた。しかし、ミラベルには何の才能も与えられず…
感想【ネタバレあり】
うっとりするような色彩と、ハッピーなミュージックがとにかくかわいい今作。
『アナ雪』のスタッフが作ったっぽいキャラクターデザイン。(実は『モアナ』らしい。)
南米つながりの『リメンバー・ミー』にも似た音楽、そしておばあちゃん強し。笑
最近のディズニー映画は、マイノリティを含むあらゆるカルチャーにもしっかり焦点を当てながら作られている映画(『ラーヤと龍の王国』とか)が多くて、国際文化のいい勉強にもなると思う。笑
そして、人の『弱さ』にも寛容になっているような気がする。
主人公のミラベルは、特別な一家に生まれながら、一人だけ魔法のちからを与えられず、形見の狭い思いをしてるんだけど、それを表に出さず気丈で健気な家族思いの女の子。
ある日、魔法の家エンカントが崩壊していくヴィジョンを見たことで、その真相を探ろうと、一家の”除け者”になってしまった叔父のブルーノを探す。
ブルーノは未来を見る力を持ってるんだけど、彼の予言は良いものばかりではなくて、逆にいろいろな人からの反感を買ってしまっていた。悪気無いのに嫌味なことしちゃう不器用な人いるよねー、ブルーノはその典型。ちょっとかわいそう。
ミラベルがエンカントを崩壊に導くと言う予言をしたブルーノは、それを受け入れないおばあちゃんと仲違いし、ミラベルを悲しませないよう家を出ていってしまっていた。
と思わせつつ、実は壁の裏にひっそり住んでる。笑
英語版でブルーノの声を担当したのは、アメリカドラマ&映画でヒスパニック系のバイプレイヤーとして有名なジョン・レグイザモ。
この人結構好き。悪い役も良い役もどっちも上手い!
しかし…
正直、ここからのストーリーはあんまりしっくり来ず。
ミラベルが家の崩壊に関わってると言いつつ、その確かな原因は一切不明だし、そもそもこの魔法の家の原動力だったキャンドルがどうマジカルなのかもいまいちわからなかった。
家はそれぞれの部屋がものすごく広くてめちゃくちゃ快適で各ギフトに合わせて作りも特別なんだけど、それが全部謎のキャンドルから来ているとは、うーーーん。
と言うか、極端なことを言ってしまうと、なぜこのマドリガル家だけが特別なパワーに守られた豪邸で、特別な力を与えられているんだろうか、と言うところもしっくり来なかった。
ちょっとずるいよなー、と。笑(おじいちゃんが犠牲になったのはわかるけど、リアリティを考えると犠牲者は一人じゃなかっただろうに、とか考えてしまった。。考えすぎ!?)
てな感じで、ストーリーや設定はちょっとゆるゆるな気はしたんだけど、アニメーションの美しさとミュージカル要素で全てはカバーされてしまった(私的に)笑
家族のキャラクターもそれぞれ個性的で魅力的だったし、ミュージカルシーンが楽しくて、十分楽しめた。
まとめ
最近はすごい数の映画やドラマが量産されてて、一つ一つの作品に浸る時間は短くなってきてると思うけど、今作のような細部までこだわって、色彩も豊かなアニメーションはやっぱりすごいなーと思う。
家族で楽しめること間違いなしの、ハッピーな映画でした!!