探偵Lの映画ブログ

カナダ在住の映画&ドラマオタクが探偵気分で映画をレビューするブログ

【ネタバレ】Netflix『スノーピアサー:シーズン1&2』シーズン3公開!地球凍結後、生き残った人類の運命を乗せた列車の行方は!?

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パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞作品賞を受賞したポン・ジュノ監督が制作総指揮に名を連ねる2013年の同名映画を基にした、NetflixのSFドラマ。

 

ちなみに、同名の映画もポン・ジュノ監督による作品で、主演は『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンス。しかし反応はまずまずだったようです…

 

映画観てないから比べられないけど、ストーリーのコンセプトは面白い!(原作はフランスのグラフィックノベルらしい。)

映画のあらすじだけ読んでドラマと比べてみると、ベースは同じだけどキャラクター構成が変わってて、ストーリーも違う方法に進んでいきそうな感じが…

 

ポン・ジュノ監督作品だけあり映画では韓国人俳優達が多く出ていたみたいだけど、今回のメインキャラはアジア人少なめ。

この列車に全人類の生き残りが乗ってるとしたら、アジア人の比率が多いはず思うんだけどね…笑

 

ドラマ版は新旧の実力派俳優さんたちが揃っているのも見どころ!!

 

最近待望のシーズン3が公開!!

ストーリー的にはここからもっと盛り上がっていきそうな予感。

 

 

 

あらすじ

深刻な地球温暖化に終止符を打つための冷却作戦が行われたが、冷え切って氷に覆われた地球は生物が生きられない環境になってしまった。

それから7年後、億万長者のウィルフォード氏によって建設された1001両の列車”スノーピアサー”に乗った生物だけが生き延びていた。人々は厳格に階級が区別された管理社会で生活しており、無賃で無理やり乗車した最底辺階級は”テイリー(最後尾人)”と呼ばれていた。 

 

 

キャスト

メラニー【ジェニファー・コネリー】
 
 
 
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スノーピアサーの客室乗務員のトップ。

 

ビューティフル・マインド』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した演技は女優。

凛々しい眼差しが美しい美女。この作品で最大のキーパーソンになりそう。

 

 
レイトン【ダヴィード・ディグス】
 
 
 
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テイリー。元殺人課の刑事で、列車内で起こった殺人事件を解決するためにメラニーに協力することになる。

 

ミュージシャンとしても活躍する多彩な俳優。

鋭い眼差しが印象的。力強くテイリーをまとめるレイトンの今後の運命はいかに!

 

 

ジョージー【ケイティ・マクギネス】

テイリー。レイトン達と共に反乱を計画するメンバーの一人。

 

レイトンと恋愛関係になっていきそうな予感。

 

 

ティル【ミッキー・サムナー】

スノーピアサーの警備員。上流階級の恋人ジンジュ(スーザン・パーク)と新しい生活を始める。

 

ミュージシャン・スティングの娘で『フランシス・ハ』のメインキャラも務めていた女優。

物語のキーパーソンになりそうな役所。

 

 

シーズン1&2感想【ネタバレあり】

 

 

結構リアルな暴力シーンがあったりしつつ、なかなかシリアスでハラハラするストーリー。

初めは、テイリーのリーダー・レイトンが車内の殺人事件を捜査することが目的だったところから、事件を通して乗客係長メラニーの秘密が明るみに出て車内で反乱が起き、レイトン達が列車内の民主主義を取り戻す。

しかし、レイトンがリーダーとなったスノーピアサーに、ウィルフォード氏とメラニーの娘アレックスを乗せたビッグ・アリスが接触ここまでがシーズン1。(ざっくり)

 

スノーピアサーとビッグ・アリスは連結走行することになり、列車内での権力を取り戻そうとするウィルフォード氏とスノーピアサーのレイトン派が対立する。

メラニーは娘との再会に喜ぶのも束の間、地球の温暖化の調査のために一人調査基地に派遣されるが、データを残して消息を絶つ…ここまでがシーズン2。(ざっくり)

 

なぜ列車

「地球がもうダメだから宇宙に行く」みたいな話って多いけど、こちらは列車。

なぜ?とも思ったけど、これはこれで面白いし、実際現実的な気も。

 

でも、気になったのは1,001両の長ーーーい列車なはずなのに、列車の外見映像以外では一切その規模が感じられないこと。笑

 

毎回エピソードのオープニングで「この1,001両の列車が〜」とか言ってるのに、ストーリーに出てくるのは1等車〜3等車、ナイトカー、最後車のみ。映像に出てくるのもこの4箇所だけだし、登場人物も基本ずっと同じ。すごい長い列車のはずなのに、正直それが全く感じられない。

でも、特にストーリーに支障無いからいいのかも。笑

 

これ、アメリカ政治意識してる!?

とにかく権力を独占したいウィルフォード氏と、いろんな立場の乗客と協力して民主主義のために戦うレイトン派。

これはなんとなくアメリカの政治を彷彿とさせる、ような…笑

 

公開されたときはもう大統領選は終わってたけど、どうしても思い出さざるを得ないようなストーリーの流れ。

最後は力尽くでエンジンを奪うことになるレイトン達だけど、地球の温暖化を信じて未来を見据える彼らには今後の新いアメリカへの希望を投影しているのだろうか…とか思ったり。

 

シーズン2は特に過激さが増してて、ウィルフォード氏の異常さとか人間の追い込まれていく様子が切実になってきて、ハラハラドキドキ!(出演者の熱の入った演技も見所!)

 

平和や平等って、結局争いなしには手に入らないのだろうかと思ってしまった…(人間って愚かね…)

 

メラニーはどこ行っちゃったんだろう。

死んでないと思うんだよねー。シーズン3のどこかで娘アレックスとの感動の再会シーンがあることを期待しております!