「夫婦喧嘩のシーンがスゴイ!」みたいなことを聞いてたから、おもーーーい感じの映画かと思ってたのに、実際は半分コメディ。
いろんな賞にノミネートされてたけど、正直大したことありませんでした。
日本では先行してシアター公開されてたみたいですが、わざわざ時間作って観るほどじゃないです。
『マリッジストーリー』って題名には似合わないような内容でした。
でも子供を持つ親や離婚経験者は共感出来るかも、、、?
ストーリー
舞台監督のチャーリーと女優のニコール夫婦の離婚劇。
初めは円満に話し合いを進めて行こうとする二人だったが、弁護士を立てたことをきっかけに息子の親権をめぐり泥沼化していく。
〜ここからネタバレあり〜
感想
各方面で大絶賛、アカデミー賞にまでノミネートされてたけど、、、何がそんなに良かったの?笑
『アイリッシュマン』とかと比べるほどの作品ではないでしょう!!
泣ける話かと思ってたけど、キャラクターの誰にも共感できず。最後も「え、これだけ?」て、拍子抜けしてしまった。
結局、個人的に一番印象的だったのは夫チャーリーがカッターで腕切っちゃうシーン。息子の無関心さよ。笑
感情的な演技は良かったけど、夫婦には一切共感出来ず。離婚の理由も謎だったんだよなー。夫の浮気は理由になるかもしれないけど、頑固な性格とか自分のキャリアとか、結婚して10年経たなきゃわかんなかった?息子まで作って?みたいな。(そりゃ人それぞれだけどね)
裁判ではどっちも必死に親権争ってるのに、息子の都合はほぼ無視。愛はあるんだろうけど、自分勝手な親達にも同情出来ませんでした。
個人的に俳優陣は好きなんだけど、主演がスカーレット・ジョンソンとアダム・ドライバーじゃなかったらこんなに話題にならなかったんじゃないかな、この作品。彼らが主演じゃなくても作品は成り立ったと思うけど、弁護士役はみんないい味出してた。特にノラ役のローラ・ダーン。こういう女弁護士いっぱいいそう。笑
弁護士が介入したことで、夫婦それぞれの利害だけじゃなく弁護士の利害も関わってきて、結果潰し合いになる。「こんなはずじゃなかったのに」って感じの二人の複雑な感情は上手く描かれてたと思いました。
「離婚」というイベントに振り回されて疲弊し切るも、別の道を歩み始める二人。幸せでも不幸でもない切ない結末。でも自ら撒いた種。
弁護士を立てる前に大喧嘩してたら、もう少し話し合っていたら、この夫婦はは離婚なんてする必要なかったかもしれない。最後までそんなことを考えずにいられませんでした。
まとめ
☆星 3 個☆
※予想に反して大したことなかった。拍子抜け。
※脇役がいい味出してた。