探偵Lの映画ブログ

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Netflix『エミリー、パリへ行く シーズン1』ファッションに注目のかわい過ぎるラブコメ!今年中にシーズン2の公開が決定!

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『セックス・アンド・ザ・シティ』のダーレン・スター作。ロマコメファン必見のNetflix新ドラマです。

 

フランスのカルチャーの描かれ方などについてネットの反応はイマイチだったようだけど、細かいことは考えず観たわたしは楽しめました。

リリー・コリンズがとにかくかわいい!!

 

アン・ハサウェイの『プラダを着た悪魔』と比べる人も多いけど、個人的には別物かな。こっちはエミリーが元々おしゃれで仕事ができる感じだし。

 

いろんな批判はありつつも人気な話題のドラマだから、今後のシリーズ化もありそう。

今作の続編について正式には発表されていないものの、出演者のインスタを見る限りでは制作を進めている感じ??

なんだかんだ先が気になる終わり方だったし、シーズン2も楽しみ!!

 

 

 

 

ストーリー

シカゴで働いていたエミリー・クーパーは、パリのマーケティング会社で職を手に入れ、夢の海外生活を開始する。しかし、アメリカとフランスの2つの文化の違いに悩み成長していく。

 

 

キャスト

エミリー・クーパー【リリー・コリンズ】

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シカゴで働いていたエミリーだったが、仕事の異動でパリのPR会社で働くことに。

 

みんなを虜にするチャーミングなエミリーはハマり役。

プライベートではつい最近、映画監督のチャーリー・マクダウェルとの婚約を発表したリリー・コリンズ。ここ数年人気映画・ドラマへの出演に引っ張りだこな彼女は、キャリアもプライベートも絶好調!!

出演作:『白雪姫と鏡の女王』、『ハッピーエンドが書けるまで』、『テッド・バンディ』など

 

 

シルヴィー【フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー】

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エミリーのパリでの上司。

 

大胆なスリット入りスカートからの美脚がとにかく印象的だったシルヴィー!『プラダを着た悪魔』のような大人の魅力あふれるセクシーな上司。
フランス映画界で活躍する彼女。彼女の父はフランスの名優フィリップ・ルロワ。

出演作:『赤ちゃんに乾杯!』、『トゥー・ブラザーズ』、『コール・マイ・エージェント(原題)』など

 

 

ガブリエル【リュカ・ブラヴォー】

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エミリーと同じアパートに住む隣人。

 

初登場から心奪われた優しい笑顔が素敵なイケメン。

ガブリエル役をオーディションで勝ち取ったフランス・ニース出身の俳優。共演シーンは少なかったものの、ミンディー役のアシュレイ・パークとは大親友になったらしい(うらやま)。

今まではフランス作品への出演が主だけど、今作を機に人気出そう!

出演作:『スマート・アス』など

 

 

ミンディー【アシュレイ・パーク】

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エミリーがパリで出会った大富豪の娘。ビジネススクールを辞めてナニーの仕事をしている。

 

本人は韓国系アメリカ人だけど、今作では英語、フランス語、中国語に堪能なリッチな破天荒娘ミンディーを演じた彼女。エミリーとのやり取りには毎回笑えた。

ブロードウェイでも活躍するミュージカル俳優・ダンサー・歌手でもある彼女。トニー賞等の有名なアワードにもノミネートされる実力の持ち主。どおりで歌上手いと思ったわ。

出演作:ミュージカル『ミーンガールズ』、『王様と私』、ドラマ『メリー・アン・シングルトンの物語』など

 

カミーユ【カミーユ・ラザット】

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エミリーがパリで出会った友人。

 

無邪気な笑顔がかわいいカミーユ。女優さんの名前もカミーユ。

フランスで活躍する女優・モデル。

出演作:『ザ・ディサピアリンス(原題)』など

 

 

 

〜ここからネタバレあり〜

 

 

 

 

 

感想【ネタバレあり】

フランス人のイメージ

アメリカ人の視点で描かれたパリでの華やかで(アメリカ人からしたら?)常識外れなカルチャーが満載。 今作での偏ったフランス文化の描かれ方については、現地から大ブーイングを受けたようだけど、このドラマはあくまでアメリカ人目線で作られてる作品だし、製作陣は「パリってこんな感じぽい」っていうイメージで作ってるんじゃないかと。

 

私の知り合いにもパリ出身のフランス人がいるけど、パリ出身であることをすごく誇りに思ってたり(今作のトマみたいな)、端から見たらお高く止まっていると思われてしまうようなところはあるかもしれない。笑

 

「〇〇てこういうとこだよ」みたいな紹介を外国の視点から描かれた時に、地元人からすると「そんなことないわ!」てなるのはよくあること。笑

今作はアメリカのスタッフがアメリカ人視点で制作したドラマだし、その辺は深く考えずに気楽に観た方が面白いかと。

 

でも、「セクシーかセクシストか?」の回は大袈裟。

「Mee Too運動」以来、国際的に女性の権利の意識は高まってるから流石にフランス人でもあんな強烈な広告認めないと思う。さすがに。

 

 

攻め気味なファッション

ファッションアイコンにもなった『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタッフが手がける作品だけあって、キャスト達のファッションも今作の見所の一つ。

 

でも、エミリーのファッションがおしゃれかどうかは微妙かも。笑

SNSでもエミリーの着こなしについては賛否両論が巻き起こってるけど、個人的には好みじゃないかも。ただ、リリー・コリンズだから何着ててもかわいく見えるんだよなー!

 

シルヴィーやミンディーも普段着としてはかなり攻めたファッションだし、真似出来るスタイルではないかも。でも、そんなところもさすが『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタッフが手掛けているだけあって、カラフルな衣装は毎回観ていて面白いポイントではある。

 

でも、やっぱりスタイリッシュなイメージのあるパリジャンの雰囲気には合わないかもね。笑

 

 

奔放すぎる恋愛模様

「フランス人は気楽に恋愛を楽しむもの」みたいな描かれ方だけど、さすがにみんながそういうわけじゃないでしょう。

だからこそ、友達の彼氏や兄弟に手を出すエミリーへの印象は悪い。カミーユがあんなに良い友達でエミリーのパリでの生活をすごく手助けしてるのに、エミリーが彼女の知らないところでガブリエルとイチャイチャするのは正直見てて不快。(ガブリエルがイケメンだから気持ちはわかるけども!!笑)

 

上司のシルヴィーに既婚者の恋人がいることも当然のように描かれてるけど、なんだかなー。

それが作品を面白くしてるっていうのはあるけど、フランスではこれが当然みたいな今作の描かれ方は視聴者から批判が集まった要因ではあると思う。

 

この終わり方だと、エミリーは今後ガブリエルだけじゃなくシルヴィーの恋人アントワーヌ、モテ男のブランドマネージャーとの恋愛も進展がありそうなところ。個人的にはエミリー以外のラブストーリーも見たい!

 

 

まとめ

正直、やたら派手なエミリーのファッションと自由過ぎる恋愛の描かれ方には疑問があったものの、細かいことを考えずに観れば十分楽しめた。

 

フランス人が観て若干不快になるだろうなーみたいな設定はわかるけど、あくまでもアメリカ人が作ったフランス(パリ)像を描いているわけで、気楽に観たら良いのでは?…

とは言え、わたしも海外の作品が作る日本の描き方には毎回指摘が止まらないので、そういうもんなのかな。笑

 

特に常識外れな同僚のリュックと嫌味なジュリアンがエミリーをからかったりするシーンは毎回笑える。特にジュリアンの辛口コメントが面白い!(今作の登場人物で一番まともなのは絶対ジュリアンだと思う。笑)

 

キャストのダイバーシティは良かったと思う。フランスはアメリカ・カナダ同様移民が多い国だし、フランス語を話すアフリカ系やアジア系の人口も多いはず。シーズンが続いていくとしたらこれからキャラクターも増えていくはずだから、今後のバラエティ豊かなキャストにも期待したいところ。

 

2021年中にシーズン2の公開が決まっており、今度はLGBTQ+の恋愛模様についても描く予定だとか。

楽しみ!!