ザ・ロックがまたもジャングルで大暴れ!これは観なくては!笑
批評家からの評価はまぁまぁだったものの、視聴者からの評価はかなり高い!
わたしも視聴者側の意見に賛成!
つい、ディズニーランドのアトラクション、ジャングル・クルーズを思い出してしまうようなシーンも満載で、家族で楽しめる作品です!!
あらすじ
アマゾンの伝説では“奇跡の花”を手に入れた者は、永遠の命を授かると言い伝えられてきた。行動力と冒険心にあふれる博士リリー(エミリー・ブラント)は、その伝説に魅せられ、スリリングなアマゾンのジャングルへ冒険に向かう。彼女は観光客用クルーズツアー船の船長フランク(ドウェイン・ジョンソン)を旅の相棒として選ぶ。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/371076/story/
キャスト
監督:ジャウム・コレット=セラ
『エスター』、『トレイン・ミッション』など、意外にもダークな作品を多く手がける彼。
今回も戦闘シーンやホラー風のダークな演出も多いから、そこに今までの経験が盛り込まれているのかも。
リリー【エミリー・ブラント】
男勝りで頑固な植物学者。
どんな病気も治す薬をつくるために奇跡の花を手に入れようとアマゾンへ向かう。
リリーは頑固すぎてちょっとうざいくらいなんだけど、愛嬌で許されているという感じ。笑
今作のエミリー・ブラントがとにかく美しい!!
昔はそんなに気になったことなかったけど、ここ数年で彼女の美しさに磨きがかかってる気がする。
出演作:『メリー・ポピンズ』、『クワイエット・プレイス』など
フランキー【ザ・ロック/ドウェイン・ジョンソン】
アマゾンを知り尽くした観光船の船長。
フランキーが繰り出すオヤジギャグ、降らないのにめっちゃ笑ってしまった。笑
『ジュマンジ』のイメージが強いせいか、アマゾン映画の主役といえば彼。最近はザ・ロックが出てるだけで、アドベンチャー大作感があるよね。笑
出演作:『ジュマンジ』、『ランペイジ 巨獣大乱闘』など
マクレガー【ジャック・ホワイトホール】
姉とは正反対、怖がりで綺麗好きなリリーの弟。
この弟大好き!姉に振り回される、定番弟キャラ。笑
ディズニーらしく、インクルーシブなLGBTQ+キャラを投入してるのも素敵。
出演作:『くるみ割り人形と秘密の王国』、『マザーズ・デイ』など
感想【ネタバレあり】
アトラクション感
前半30分くらいは"ジャングルクルーズ"感を感じたけど、後半はもう冒険映画になってたかな。それでも十分冒険映画として面白かった!
2時間もあるのに長さをほとんど感じさせないストーリー展開だったし、終始笑えるシーン満載で、映像もキレイ!
ジャングルクルーズの見所は、クルーズの中で出てくる動物達だと思ってたんだけど、今作は冒険がメインだから、動物あんまり出てこない…
あと、最近始まったことではないけど、ディズニーが毎回動物をCGにして出してくるのはすごく違和感あるんだよなー。かわいいけどね!
キッズはもっと自然な本物の動物も見たくないのかな?あんなに人懐こいビッグキャットばかりじゃないよ?笑
ヴィラン
時代設定のせいか、ヴィランはドイツ人王子ヨアヒム【ジェシー・プレモンス】。笑
この王子めちゃくちゃうざいのに、なんかかわいいんだよなー。やりすぎなコスチュームも、アマゾンに軍艦で乗り込むのも、謎すぎて笑えた!俳優さんドイツ語大変だったろうなー。笑
ちなみに、演じたジェシー・プレモンスはマット・デイモンのそっくりさんとして知られていて、ドイツ人でもなんでもないテキサス出身の俳優さん。今作ではちょっとぽっちゃりしてて、マット・デイモン感は…なかったかな。笑
フランキーにお金を貸しているニーロ役のポール・ジアマッティも良かった!
ディズニー映画は、振り切れたヴィランのキャラが最高!
ヨアヒムが甦らせた戦士達は、『ロード オブ ザ リング』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャラを彷彿とさせる見た目の、ネイチャーな戦士。
フランキーが、まさかの不死身だった(彼らの一員だった)という展開にびっくりするも、やけに納得。てか、フランキーが他の戦士を封印したのはどうやったの??ていう謎は残る…
時代背景の影響
昔は女性がズボンを履くのはみっともないことだったとか、この数百年前に南アメリカにスペインが侵略してきたこととか、ちょっと知恵のつきそうなキッズ向けの歴史ネタが入ってて、さすがディズニーだなと。(ドイツ人が悪者役っていうのもそうかも笑)
最近はやっぱり女性の権利をプッシュするような作品が多いなーと思うんだけど、リリーはちょっと頑固&強引すぎる気もしたかな。強い女性のイメージは、(ディズニー映画なら)実写版『アラジン』のジャスミンくらいがちょうどいい気がする。
気が強いのと意志が強いのは違うと思うんだよね。
キッズも観るファミリー映画だろうから、あんまり細かいこと気にしても仕方ないのかもしれないけど、ブラジルの奥地に入って行くのに、ピラニア以外は危険そうな動物いないし、結局白人メインのキャストだし、現地民がほとんど活躍しないストーリーだったのはちょっと残念。
結局、スペインが助けてくれた地元の民族を皆殺しにしたことから呪いが始まって、原住民の元からイギリス人に奪われたアローヘッドを、これまた頑固なイギリス人女性学者(リリー)が持ち帰ってくるけど、彼らの元に返すこともなくムーンペタル(“奇跡の花”)のことばっかり…
みんな強欲だな、と思ってしまった。
最近特に、カナダでの先住民の迫害の歴史に関するニュースがあとを絶たないことから、こんな映画のストーリーでさえ、彼らが蔑ろにされているような気がしてしまった。
昔のヨーロッパ人ってめちゃくちゃ自分勝手だったよね…
奇跡の花の行方
ラストで、フランキーが戻ってきて、最後にほんの少しだけムーンペタル(奇跡の花)が現れるんだけど、あれはどうなったんだろう。
・リリーが持ち帰って研究に使う
・他の戦士を不死身の呪いから解放させる
・無視
・誰も知らない(ご想像にお任せ)
この中だったら、せめて他の戦士を解放させてあげることに使って欲しい、と思ったラストでした。
ちなみに、予想通りリリーとフランキーが恋に落ちるわけだけど、この二人(俳優二人)の組み合わせが濃すぎてちょっとお腹いっぱいでした。笑
でも、ザ・ロックもエミリー・ブラントも存在感抜群で、完璧なダブル主演だったかと!
ディズニーランド行きたくなったなぁ。笑
評価
☆星 4.3個/ 5 個☆
*豪華な俳優人かつ、ストーリーも展開が早くて面白い!
*笑えるシーン満載で、家族みんなで楽しめる映画。